JRCについて

代表理事ごあいさつ

代表理事 富山 憲幸

一般社団法人 日本ラジオロジー協会
代表理事 富山 憲幸(日本医学放射線学会)

日本ラジオロジー協会(Japan Radiology Congress、略称JRC)は、(公社)日本医学放射線学会(JRS)、(公社)日本放射線技術学会(JSRT)、(公社)日本医学物理学会(JSMP)、および(社)日本画像医療システム工業会(JIRA)の4団体からなる一般社団法人です。JRCは、放射線医学や放射線技術学に関連する前記4団体が学術集会・展示会等を共同開催することを支援し、国民の健康と福祉に貢献することを目的として設立されました。放射線科学の協調と発展を基本理念として、それぞれの運営上の自主性を尊重しながら運営を行っています。2002年に現在の名称であるJRCとなりましたが、前身である「日本医学学術集会振興協会」(Japan Federation of Medical Congress Promotion 略称JMCP)からの歴史は三十年以上にもわたり、世界的にも例のない伝統ある大規模な放射線医学・診療領域の産学共同の団体です。

JRCの最大の活動として、例年4月にパシフィコ横浜で開催されるJRC総会があります。3学会(JRS, JSRT, JSMP)の学術集会とJIRAによる医用機器展示が同時に行われ、毎年2万人以上の方々が参加されています。その内容は、学術的には画像診断学、インターベンショナルラジオロジー、核医学、放射線治療学、放射線技術学、医用放射線物理学など多岐にわたります。また、医用機器展示ではパシフィコ横浜の広い展示ホールにCTやMRをはじめ最先端の放射線診療関連の医用機器が数多く展示されます。2013年よりは、本格的に国際化を進め、現在では、海外諸国からも多くの参加者を迎えるに至っています。

このように、JRCは、放射線医学領域におけるわが国、そして世界の粋を集めたトップレベルの会を主催してまいりましたが、その中から多くの若い放射線科医、診療放射線技師、医学物理士などの専門職が育ち、産業界も発展の手掛かりを掴んできました。わが国が目指す医療イノベーション戦略にもJRCの活動が大きく貢献しているものと自負しております。

JRC2021総会は新型コロナウイルス対策を行いながらハイブリッド形式で開催し、成功裡に終了することができました。JRC2022総会もハイブリッド開催で、オンラインをより活用しながら様々な工夫がなされました。今後も私共は、その学びの中から新たなJRC総会の形を模索していきたいと考えております。

様々な時代の変化の流れの中で、sustainable (持続可能)かつflexible(柔軟)な対応ができるJRCを構築すべく、今後とも4団体心ひとつにJRCとしての活動を行なっていきたいと思っております。皆様におかれましては、私共へのさらなるご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

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